コーチン執筆
| | 君が、僕に、携帯メールをしてくるときには、必ず決まった法則がある。
そもそも、メールというものには、冷たさがある。
それが、君の、携帯メールが来たときは、僕は、短い文だけど
なにかしら、和むのだ。
君が、僕に、携帯メールをするときは、けんかをして不仲になったときばかりだ。
君は、
いつも、
電話魔だ。
昨日も、「○○まなみチャンねっ、女の子産んだンだってッ」
「わたしもッ、ほしいなァー」。「モデルのお仕事、辞めちゃぉーかナ」とか
君は、延々と、おしゃべりを僕にする。
僕が、仕事中とか、関係なく。
決まって、僕は耐え切れず、着信拒否にする。
しばらくたって
君から、僕に、携帯メールが届くのだ。
『ご・め・ん・な・さ。い』
と。 |
|
| |
|
 |