ルル執筆
たまたま、パートナーがいる相手を好きになってしまうことは誰にでもあることです。
そのときはあなたは「他人のものだし・・」という壁に屈し、あきらめてしまうでしょうか?
それとも略奪愛を仕掛けるでしょうか?
「これまであきらめてきた」という人は、周囲の人間関係を壊さなかったという意味では、
その選択は正しかったかもしれません。
でももし互いの気持ちが「本物」であり、かつ「未来への可能性」をおおいに秘めていた場合はどうでしょう?
それは長い目で見た場合には実は正解とはいえなかったかもしれません。
一瞬の「恋の移植手術」の痛みを避けたがゆえに互いに、一生「心の鈍痛」を背負って生きることになります。
「忘れられない恋をした」と思い出にできればまだマシです。
でもずっと「忘れられない恋をしている」状態が続くのはイヤですね。
あくまで「今のパートナーと別れたら、相手も幸せ、そのパートナーも幸せ、そしてあなたも幸せ」
といった未来日記を描くことです。
「略奪したら相手の元パートナーのことなんてどうでもいい!」といった破壊的な思考をめぐらせてはダメです。
相手から別れを告げられるパートナーのことも思いやり、考えてあげることはできるでしょうか?
そこがポイントです。相手のパートナーの事情も熟知することで、
略奪をすすめてゆけば、あなたの中の罪悪感や無意味な嫉妬心というものを最小限に留めることができます。
相手のパートナーの事情を知った上での「別れのシナリオ」を同性として真剣に考え、
彼を通して彼の言葉で語ってもらいます。もちろんあなたの考えであることは伏せて―。
もし相手が結婚しているならば「あなたが原因で離婚をした」という痕跡を残さないことです。
あからさまに「略奪」とわかる振る舞いをすると、社会的な風当たりが強くなり、さまざまな重圧に苦しみます。
あくまで本人達の事情によって離婚し、その後、
結果的にあなたと結ばれたという筋書きを作れるように相手と相談しましょう。
相手もあなたのことを本当に思ってくれているならば、それに同意してくれるはずです。
さらに間違ってはいけないのが「略奪」を仕掛けるには
「相手が本当にあなたを必要としている場合に限る」ということです。
相手が「心をさらってほしい」と思ってもいないのに、本人が大切にしている関係を壊す行為は完全に破壊行為です。
それは「滅亡戦」以外何ものでもなく、仕掛けた途端に本人とその周囲の人間関係に
絶縁状を突きつける意味を示します。
「既婚者だということをずっと隠されていた」など重大な「嘘」で屈辱を味わったならまだしも、
一方的に自分の気持ちを押し付けた破壊行為は考え物です。
略奪愛が成功するのは、互いの気持ちが同じベクトルを向いている場合に限ります。
そうでなければ単なる破壊行為で終わってしまいます。
あなたから無理に会うのをやめた「ワケアリの人」はいませんか?
そういう相手なら「略奪愛」のリベンジを仕掛けられる可能性はおおいにあります。
もういちど向き合い、気持ちを確かめてみる価値はあります。
あきらめずにもう一度挑んでみましょう。
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